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貯金の基本は計算|とことんお金の計算をしろ!【キャンプ4日目】

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貯金のイメージ

お金を上手に貯められる人は、「計算」が大好きです。

これは数学が得意とか、暗算が速いとか、そういう話ではありません。どんな時でも常に“計画的でロジカルに考え行動している”という意味です。

お金はむやみやたらに貯めようとしても、絶対に上手くはいかないのです。

ちなみに…
そもそもあなたは何のために貯金をするのですか?

何歳までにいくらの資産をつくる予定ですか? そのためには月々いくらの貯金が必要ですか? そのためには何を節約すべきだと考えていますか?

…これらに即答できないのであれば、残念ながらあなたは無謀で無計画だと言わざるを得ません。

お金の計算をせずに貯金をはじめるなんて、コンパスと海図をもたずに大海原に舟をこぎ出すようなものです。

ということで本日のお題は以下の通り。

いつまでにいくらの貯金が必要か、計算する

毎月いくらずつ貯金するべきか、計算する

つねに計算し計画を作るクセをつける

貯金はいくら必要なのか?

お金がいっぱい、コイン

…とは言っても、いきなり計算して計画を立てられる人はまずいないでしょうから、今回は「老後に必要なお金を貯める」と言うテーマで、一緒に計算をしていきたいと思います。

老後に必要なお金を算出するには、下記の3点を知る必要があります。

収入

主には“年金収入”です。そのほか、仕事がある方は給与収入、株式や不動産などの資産運用をおこなっている人であればそれらの運用益、保険の満期金などが老後の収入に該当します。

支出

老後の生活費です。住宅ローンを完済していれば住居費は必要ありませんが、賃貸の方はずっと支払いが続きます。食費や雑費などは減るでしょうが、医療費や住居の修繕費などは増えてしまうでしょう。

貯蓄

定年退職後は、年金をもらえるまでの期間をそれまでに蓄えた貯金を切り崩して生活し、年金受給開始後は年金で足りない分をおなじく貯金を切り崩して生活していくことになります。
退職金がある人は、貯蓄(もしくは収入)にこれを加えても結構です。

これらの3点を踏まえつつ、“あなたがいつまでにいくらのお金を貯めておくべきか?”を計算してみましょう。

 

年金はいくらもらえる?

家計簿、お金の計算

あなたは自分の年金がいくら貰えるかをご存知ですか?

結論から先に言ってしまうと、実は私にも分かりません。というか、誰にも分からないでしょう。

いちおう現時点では65歳からもらえることになっていますが、近いうちに年金制度自体が見直しされる可能性も高いわけですし、明確にいくらもらえるかを現時点で推察すること自体が無意味なのかも知れませんね。

ただし老後に必要なお金を考えるためには、年金の受給額をたとえ推測であっても知っておく必要があります。

厚生労働省の調査では、平成19年度の夫婦2人分の基礎年金を含む標準的な年金額(月額)は、232,592円(手取りで約18万円)となっています。

年金の受給金額 ※平成19年度見込

年金種 内容 見込受給額
国民年金 老齢基礎年金
1人分
66,008円/月
老齢基礎年金
夫婦2人分
132,016円/月
厚生年金 夫婦2人分の国民年金
を含む標準的な年金額
232,592円/月

65歳で年金の受給が始まってから85歳まで生きた場合で計算すると、23万円×12ヶ月×20年=5,520万円となります。

つまり夫婦2人で85歳まで生きた場合、だいたい5000~6000万円の年金を受給できるということです。

でもまあ、これは現時点での基準から推測しているので、前述のとおり今後はどうなるか分かりません。

受給開始年齢が65歳から70歳、75歳に引き上げられるとか… 受給額が現状の半分になるとか… そんな不穏な話があるのも事実です。

私はあまり期待していませんが、これは貰えるかもしれない最大の金額くらいの認識でいてくださいね。

 

老後に必要なお金はいくら?

お金の計算

収入がだいたい見えたので、次は支出を考えたいと思います。

上述のとおり、年金でもらえる金額は毎月23万円(手取り18万円)ほどですが、この年金収入だけで老後の生活は成り立つのでしょうか?

総務省による家計調査のデータを見てみると、平均的な家庭(世帯主が60歳以上で無職の世帯)で必要な生活費は夫婦で25万円/月くらいだとされています。

ということは、このままでは毎月7万円(年間84万円)が不足する計算になりますよね。放っておくと毎月赤字なのです。

もし、年金の受給開始がこのまま65歳だったとして、85歳にあなたが死ぬまでに必要なお金は以下の通りです。

60歳時点 定年退職
60~65歳 5年で1500万円が必要
(年金収入なし)
65~85歳 20年で1680万円が必要
(年金収入あり)
合計 3180万円が必要

…このように、最低でも3000万円以上のお金が必要だということが分かると思います。

しかも、これはあくまで生活費だけの話です。

もし、なにか大きなケガや病気をしてしまったら… 医療費の自己負担が引き上げられたら… マイホームやマンションの修繕費が発生してしまったら… 年金の受給開始年齢が引き上げられたり、受給金額が減ったりしたら…

とっても怖い想定ですが、これらは決して可能性の低いものではありません。場合によっては5000万円とか、それ以上の貯蓄が必要になるかもしれませんね。

もちろん、「私の老後の生活費は、15万円あれば充分!」という人は、15万円で計算していただければ結構です。

その人のライフスタイル次第で必要な生活費は変わりますので、自分なりに計算してみてください。

 

年の目標、月の目標に落とし込もう!

貯金箱にお金を貯める

3000万円なり5000万円なりの目標が見えたら、今度はそれを年の目標月の目標に落とし込みましょう。

たとえば、現在35歳(現在の貯金は500万円)の人が、定年退職の60歳までに3000万円を貯めようとした場合、残り25年間で2500万円を貯める必要があります。

さらに計算すると、1年間で100万円、1ヶ月で約8.3万円の貯金が必要となります。多少の余裕をもって積み立てていくとするならば、月10万円ほどを貯めていくと安全ですよね。

このように、あなたのお金と人生に関する計画を、根拠をもとに一つずつ計算し組み立てていきましょう。

計画を立てるのと立てないのとでは、その結果に大きな差が出てしまいます。ぜひこの機会にあなたライフプランを作成してみましょう。

4日目のポイント

計算をもとに、あなたのライフプラン・マネープランを作成してみましょう。

いつまでにいくらのお金を貯めるのか、そのためには月々いくら貯金が必要かを計算してください。

計算できましたか? できた方は5日目のミッションに進みましょう。

今回は頭をつかう難しいミッションだったので、次回は気分転換に外に出かけてみようと思いますよ!

はじめに|マネー・ブートキャンプとは?
0日目:マネー・ブートキャンプのルール
1日目:自動積立定期預金の口座をつくれ!
2日目:なにか1つ、好きなことをやめる!
3日目:財布・靴・トイレをピカピカに磨け!
4日目:とことん、計算しろ!
5日目:いつもと違う目線で買い物に行け!
6日目:丸1日、お金を使わないで過ごせ!
7日目:お金を作り出せ!
訓練を終えて

 

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