「格安SIM」「格安スマホ」で通信費を節約したい!
でもなんか難しそうだし、面倒くさいからなかなか実現できないでいる…なんて人も多いことかと思います。実は筆者である私もそんな一人でした。
しかしスマホ代はあんまり使わない人でも毎月7,000円~8,000円はかかってしまいます。夫婦で2台のスマホを使うとすれば、1年間で20万円近く、10年間では200万円近くのお金がかかるのです。
これがもし3分の1なり半分なりに節約できたら、家計への影響はとっても大きいですよね?
格安SIM・格安スマホを利用すれば、通信費を月2,000円~3,000円におさめることが可能なのです。
そこで今回は「格安SIM」「格安スマホ」による通信費節約の方法を、基本から具体的な手順、あなたの使い方にあったプランの選び方まで…初心者にもわかりやすいようなるべく簡単に説明したいと思います。
ぜひ最後までお付き合いくださいね。
目次
そもそも「格安SIM」とは?
「SIM(シム)」というのは通信に必要な「SIMカード」という小さなチップのことで、スマートフォンやタブレットなどに挿入して使います。
スマホ本体だけ持っていても、このSIMカードが入っていないと通話やインターネットを使うことはできません。
SIMカードは通信会社が発行しており、利用者(=私たち)の情報と端末(=スマホやタブレット)を結びつける役割をしています。
今までは大手通信会社(ドコモ・KDDI[au]・ソフトバンクなどの大手キャリア)が通信業界を牛耳っていたわけですが…(笑) 最近はこれら大手通信会社よりも格段に安い料金でサービスを提供する通信会社が増えてきました。
これらの格安な通信会社が発行するSIMカードを「格安SIM」と呼ぶのですね。
格安SIM・格安スマホ・MVNOの違いは?
このへんの話をすると、「格安SIM」や「格安スマホ」もしくは「MVNO」などと聞きなれない言葉が出てきて混乱してしまいますよね。そこでそれぞれの言葉の意味を簡単に説明しておきましょう。
●格安SIM
格安サービスを提供する通信会社が発行するSIMカードのこと。
●格安スマホ
格安SIMとスマホ本体のセットで売られている商品のこと。または機能やスペックを抑えることで安い料金で販売されている、格安SIMに対応するスマホ本体のことを指す場合もあります。
●MVNO
大手通信会社からネットワーク回線などを借りることで、割安な通信サービスを提供する会社のことを「MVNO事業者」と呼びます。
…とっても簡単に説明すると上記のとおりです。ただしこれだけでは説明が足りないので、次の項でそれぞれの関係性を説明しましょう。
SIMフリー端末とは?
前述のとおり「格安SIM」を発行しているのが「MVNO事業者」です。そして「格安SIM」を利用するには本体であるスマートフォンが必要になります。
これはみなさんが既に持っているスマホがそのまま使える場合もありますし、使えない場合もあります。単純にSIMカードだけを入れ替えれば良いわけではなく、他社のSIMカードと互換性のあるスマホ本体が必要なんですね。
ちなみに、この格安SIMなどの他社SIMカードに対応できるスマホ本体のことを「SIMフリー端末」と言います。使える通信会社の制約がないということですね。
で、あなたが今使っているスマホが「SIMフリー端末」でない場合は新たに購入し自分で設定をおこなう必要があり、これが結構ハードルが高いんですよ。
なので、最近でははじめから格安SIMとそれに対応するスマホ本体をセットで売るMVNO事業者が多くなってきました。
この格安SIM+SIMフリー端末(スマホ本体)をセットにしているのが「格安スマホ」なのです。
ドコモとauはSIMフリー端末が不要
ちなみに、いま現在NTTドコモとauを利用している方であれば、いちいち「SIMフリー端末」を買う必要がありません。
正確に言うと「利用したい格安SIMが、いま利用しているドコモなりauなりのネットワークに相乗りしていれば、いま使っているスマホ本体をそのまま使える」のです。
ただし機種によっては格安SIMに対応していなかったり、機能制限があったりするので、事前に格安SIMの運営元に確認するようにしましょうね。
格安SIMが安い理由とは?
ではなぜ、MVNO事業者は「格安SIM」という割安な通信サービスを提供できるのでしょうか?
実はMVNO事業者は、大手通信会社(ドコモ・KDDI[au]・ソフトバンクなどの大手キャリア)よりもインフラ設備などの事業コストがとっても低いのです。
大手通信事業者は、基地局・交換機・ネットワーク回線といったインフラをすべて自分たちで整備しています。これらのインフラ整備にはびっくりするくらいの莫大なお金がかかっているんですよね。
しかしMVNO事業者は、これら大手通信会社からインフラを借りる(相乗りする)ことができるのです。
つまりインフラ整備の負担がほとんどないため、その分のお金をサービス料金の安さ(毎月の通信費の安さ)につなげることができるわけですね。
ちなみにこのSIMフリー端末は大手通信会社の商品よりも安い価格帯(2万~3万円が中心、0円のものもある)で売られているので、[スマホ本体の安さ+毎月の通信費の安さ]で通信費全体の大幅な節約につなげることができるのです。
格安SIMのメリットは?
●スマホ代を大きく節約できる!
“格安”というくらいですから、格安SIMのいちばんのメリットは料金の安さです。これは月額料金(毎月の通信料)の安さと、スマートフォン本体の安さの2つの意味がありますね。
たとえばNTTドコモのスマホを使っている場合、もっとも安いプランでも[カケホーダイ(2,700円/月) + SPモード(300円/月) + データSパック(3,500円/月) = 6,500円/月(データ容量2ギガバイト)]がかかってしまいます。
しかし格安SIMを利用したプランの場合、もっとも安いプランで680円/月(データ通信のみ・端末不要プラン)というのもあります。
通話もしてデータ容量も5ギガ以上、端末(スマホ本体)もセットにするプランであっても、最安なら1,980円/月(初期費用3,000円)というプランがあるのです。
つまり月4,000~5,000円の節約なんて当たり前の世界なのです。もし夫婦で2台のスマホを使うなら、1年で12万円の節約、10年で120万円、30年なら360万円の節約ですよ!
これ以上のメリットはありませんよね。
●2年縛りの不自由さがない!
ドコモ・au・ソフトバンクなどの大手キャリアの場合は、2年ごとに契約が更新されます。2年以内に他社に乗り換えるなどで解約してしまうと、約1万円の違約金が発生してしまうのです。
「実質0円」などで端末(スマホ本体)の料金が割引になっている場合は、解約した時点で毎月の割引もなくなりますので、違約金にプラスして端末料金までも負担しなくてはなりません。
しかもこの2年縛りは自動更新になっているため、2年に一度(たった1ヵ月間のみ)の契約更新のタイミングを逃してしまうと、さらに2年縛り(違約金が発生する)が延長してしますのです。
こんな不便で利用者に不利な契約ってありませんよね。
格安SIMならこの「2年縛り」のような不便さはありません。縛りはあっても6ヵ月~12ヵ月などの短期間なものがほとんどです。
●プランがシンプルで、自由に選べる!
自分の使い方にあったプランを自由に選択できるというのも格安SIMの魅力です。
大手の通信会社では「基本プラン」「接続サービス」「データ容量」の3つが必ずセットになっていて、料金も高くなりますし不要なものを省くことができません。
格安SIMでは「スマホ本体の有無」「通話の有無」をまず選択しますので、必要がなければもちろんコストは0円です。あとは「データ容量」を予算にあわせて選べばいいだけです。
●スマホ本体の選択肢も多い!
格安SIMでは利用できる端末(つまりSIMフリー端末)も幅広いラインナップがあります。
例えば「価格.com」でSIMフリー端末を検索すると122の製品が表示されます(2016年3月27日時点)。
Appleの「iPhone 6s」はもちろん最新の「iPhone SE」もあります。AndroidスマホもHuaweiの「P8lite」、富士通の「arrows M02」、ASUSの「ZenFone 2」、Googleの「Nexus」、ソニーの「Xperia」…などなど世界の最新機種を選び放題です。
もちろん、SIMフリーのタブレットだってたくさんありますよ。
好きなスマホ端末と好きな利用プランとの組み合わせを、いろいろ楽しみながら考えられるのも格安SIMのメリットと言えるでしょう。
格安SIMのデメリットは?
では逆に、格安SIMのデメリットはなんでしょうか?
●通話に対応していないものがある!
格安SIMのプランのなかには、通話に対応していないものもたくさんあります。
ただそれは選べる自由があるということですので、通話が必要なひとは通話有りのプランを選べばいいし、通話をほとんどしないという人はデータ通信のみのプランを選べばいいだけのことです。
しかし通話が多い人はちょっと注意が必要です。
通話有りのプランであっても通話料が高いものが多いため、大手キャリアのプランよりも逆に通信費全体が高くなってしまう場合があるからです。けっこう通話が多いという人は、必ず事前に通話料金をチェックするようにしましょう。
また格安SIMにも「かけ放題」などの定額オプションが存在しますので、プラン選びの際には注意して確認してください。
●利用できないサービス・機能も多い!
代表的なものではキャリアメールが利用できなかったり、キャリア決済、おサイフケータイ、ワンセグ、テザリング、赤外線通信、防水…などの機能を使えない機種も多いです。
メールに関しては、GmailやYahoo!メールといった無料のメールサービスなどを使えばいいのであまり不便さは感じませんが、その他で現在頻繁に利用している機能がある人は、利用できなくなるデメリットを充分に考慮しなくてはなりません。
またスペックを抑えている機種の場合、ゲームなどの大量のデータ処理を必要とするアプリがうまく動作しないリスクもあります。Twitter・FacebookなどのSNSくらいであれば全然問題ないレベルですけどね。
特に海外メーカーのSIMフリー端末は安いかわりにスペックの低いものが多いので、機能と価格をしっかりと見比べて選ぶようにしましょう。
●通信速度が遅い!
通信速度や通信品質にも注意が必要です。
特に全国的にデータ通信料が増える平日のランチタイムや、通勤通学時の駅や休日の繁華街などデータ通信が集中しやすい時間帯や場所では、通信速度が大きく落ちてしまう場合があります。
ブログやニュース記事を読むくらいやSNSを利用するくらいなら大きな不便を感じないかもしれませんが、ゲームや動画をサクサクと楽しみたい!という人には向いていないかも知れませんね。
●利用開始までに時間がかかる場合も!
格安SIMはホームページなどインターネット経由で契約するため、私たちの手元にSIMカードやSIMフリー端末(スマホ本体)が届くまでに時間がかかってしまいます。早くても数日、遅い場合は1週間以上も待たされる場合があるのです。
特に電話番号をひきつぐ場合(MNP制度を利用する場合)には、旧いスマホが使えなくなってから、新しいスマホで通話は通信が利用できるようになるまでに時間がかかることが多いので注意が必要ですね。
今までのように大手キャリア間で乗り換をする場合は、店頭でスタッフがすべて手続きをしてくれましたので、数時間待たされる場合はありましたが基本的にはその日のうちに利用が開始できていたと思います。
格安SIMを利用する場合は、数日のあいだ電話もネットも使えなくなる場合もある…ということを覚えておきましょう。
さて次回は、格安SIMを選ぶ際のポイントや、具体的なプランの選び方などについて解説したいと思います!(スマホの節約!「格安SIM」の正しい選び方、7つのポイント)
おすすめの格安スマホはこれだ!
格安スマホ/格安SIMは、近年さまざまな企業が参入することで急速にサービスが普及しています。
でも、それだけに「どこの格安スマホがいいのか?」がいまいちよく分からないんですよね…。
そこで、格安スマホ初心者にも分かりやすいように一覧表で比較してみましたので、下記の図をご確認ください。
※サービス名をクリックすると公式サイトへ飛びます。
※各社の内容は執筆時点のものです。
サービス名 | 容量 | データ 通信 | データ通信 +音声 | データ 繰越 | 回線 | 評価 |
---|---|---|---|---|---|---|
mineo マイネオ ![]() | 3GB | 900円 /月 | 1510円 /月 | ○ | ドコモ・au | ★★★ |
UQモバイル![]() | 3GB | 980円 /月 | 1680円 /月 | ○ | au | ★★★ |
BIGLOBE SIM ![]() | 3GB | 900円 /月 | 1600円 /月 | ○ | ドコモ | ★★★ |
LINE モバイル | 3GB | 1,110円 /月 | 1690円 /月 | ○ | ドコモ | ★★ |
イオン モバイル | 4GB | 980円 /月 | 1580円 /月 | ○ | ドコモ | ★★ |
U-MOBILE![]() | 5GB | 1480円 /月 | 1580円 /月 | × | ドコモ | ★★ |
DMM モバイル ![]() | 3GB | 850円 /月 | 1,500円 /月 | ○ | ドコモ | ★ |
IIJmio みおふぉん | 3GB | 900円 /月 | 1600円 /月 | ○ | ドコモ・au | ★ |
OCNモバイル ONE ![]() | 3GB | 900円 /月 | 1600円 /月 | ○ | ドコモ | ★ |
楽天 モバイル ![]() | 3.1GB | 900円 /月 | 1600円 /月 | ○ | ドコモ | ★ |
NifMo![]() | 3GB | 900円 /月 | 1600円 /月 | ○ | ドコモ | ★ |
nuro mobile ![]() | 3GB | 900円 /月 | 1600円 /月 | ○ | ドコモ | ★ |
下記にランキングTOP5の特徴を説明していますので、こちらも参考にしてみてください。
1位「mineo|マイネオ」
mineoは数あるMVNOのなかでもauとドコモの両方の回線がつかえる貴重なサービスです。通信速度が安定して早く、ストレスを感じません。
オプションで「5分かけ放題サービス」があり、国内通話が5分以内なら何度でも無料になります。また最低利用期間がない(違約金が発生しない)のも魅力です。
さらに、ユーザー間・家族間・友人間のパケットシェアも充実しているため、総合的におすすめ1位に選出しています。
2位「UQモバイル」
TVCMでもおなじみの「UQモバイル」。au系の通信回線を使い、数あるMVNOのなかでもとにかく速度が圧倒的に速くつながりやすいことで人気です。5分以内の国内通話は何度でも無料になる「おしゃべりプラン」もあります。
そのほかにも目立った弱点がなく、格安スマホデビューにおすすめできる優秀なサービスです。
3位「BIGLOBE SIM」
「BIGLOBE」はいわずと知れた老舗プロバイダで、ドコモ系の回線を使います。充実のラインナップと安心感にくわえ、無料かけ放題のプランもあります。
また、全国8万3000箇所で使える無料WiFiスポットがある点も大きな魅力です。
さらにオプションで、重いデータを使うYouTube・Google Play・Apple Musicなどのサービスがカウントフリー(データ使用量にカウントされない)になるのも魅力です。
4位「LINEモバイル」
「LINEモバイル」はLINEのヘビーユーザーにはとっても嬉しい格安SIMです。ドコモ回線を使います。
LINEはもちろん、Twitter、FaceBook、InstagramなどのSNSや、LINE MUSICなどがカウントフリーになるプランがあります。
ふだんからLINEやSNSを良く使うという方には、これ以上お得な格安SIMはないでしょう。
5位「イオンモバイル」
とにかく安い格安スマホといえば「イオンモバイル」です。3GBプランはありませんが、4GBで他と料金帯がおなじなのでお得ですよね。
以前は通信の評判がよくありませんでしたが、最近は音声の質・速度ともにだいぶ改善されたようです。最低利用期間や違約金もないので良心的ですよね。
オプションの「050かけ放題」は時間制限なし・回数制限なしでいくらでも通話ができるので、通話が多い人には特におすすめです。
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ちなみに、どうしても格安スマホは嫌だ!という人はソフトバンクのスマホへ乗り換えるだけで、即日現金キャッシュバック5万円がもらえるというサービスもあります。
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