HOME > 家計診断TOP > 家計診断|楽な節約方法を教えてください!(30代主婦)
今回は久しぶりの家計診断です。
「発言小町」に掲載されていた30代主婦の方からの相談に(勝手に)お応えしてみようと思います。
目次
苦にならない節約方法ありますか?
30代専業主婦です。2ヶ月になる赤ちゃんと夫、猫2匹と暮らしています。
わが家は夫がお財布をにぎっており、私は毎月わたされる生活費でやりくりしています。
子どもが生まれるまでは特に問題ありませんでしたが、子ども費用が思ったよりかかてしまい、先月は赤字になってしまいました…。
夫からもらう生活費は27万円、そのなかから
マンション管理費などに3万円、光熱費に3万円、保険代(夫の生命、妻の医療&養老)に4万円、食費(夫昼食&外食除く、有機野菜宅配料込み)に5万円、雑費に2万円、妻携帯代に1万円、美容費(サロン&化粧品)に1万円、習い事の月謝に1万円、妻小遣いに2万円、子ども費(ミルク&おむつ、衣類等)に3万円、学資保険に1.5万円。
ギリギリの計算ですが、先月つい可愛いベビー服を見つけ買ってしまったところ赤字になってしまいました。
この他の費用(旅行や外食、大きな買物、医療費や夫にかかる費用等)は夫が支払っていますが、生活費の値上げをお願いしても何とか今の金額でやりくりしてほしい、と。
出産前にベビー用品はすべて揃えたので、月々にかかる費用はそこまで大きくないと思っていましたが、生まれてから必要な物が次々と出てきたり、可愛い洋服などを見ると買ってあげたくなってしまいます…。
いきなりハードルの高い節約方法にトライしても続けられなければ意味がないので初めは苦にならない程度に節約していきたいのですが、なにか無理なくはじめられる節約術などあれば教えていただきたいです。
ちなみにしばらく(幼稚園入園まで)はもらう生活費は変わらないと思うのですが、離乳食がはじまったり月齢が進むとやはり今の家計では厳しいでしょうか?
節約して子ども費にまわせたら…と思うのですが…。
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旦那さんはかなりの高収入?
こちらのご家庭、一見しただけでもかなりお金を使っているのが分かるのですが…
生活費に27万円をポンと渡してしまうなんて、旦那さんはよっぽど高収入の方なんでしょう。
住居費や貯金を除いて27万円ですから、月の手取りが50〜60万円くらいないと計算が合わないんですよね…。
まあ収入の話はいったん置いておいて、相談者のかたは生活費としてわたされている27万円を何とか節約して、子どものためのお金を捻出したいということです。
それも苦しい節約は続かないので、なるべく無理のない節約からはじめたいとのこと。
今回はその方向性で家計診断をおこなってみたいと思います。
まずは収支を書き出してみる!
家計の見直しをするためには、収支をわかりやすく書き出してみることからはじめるのが定石です。
そこでまずはご相談者の収支を一覧化してみたいと思います。
しかし上記の情報だけだと住居費や夫のお小遣い、夫の昼食代や外食費、月の貯金額、そもそも夫の収入などがわからないため…
これらは私の想定を付け加えておきます。
[相談者の家計(想定)]
食費|7.2万円|13%
住居費|15.0万円|26%
水道光熱費|3.0万円|5%
通信費|2.5万円|4%
趣味 娯楽 習い事|2.5万円|4% ★
被服 美容費|3.5万円|6% ★
交際費|1万円|2%
日用品 雑費|2.0万円|4% ★
小遣い(夫) |4.0万円7% ★
小遣い(妻) 2.0万円 4% ★
子供費・教育費 3.0万円 5%
その他 0.8万円 1%
貯蓄 5.0万円 8%
支出合計 57.0万円
手取り収入 57.0万円
★印は改善が必要な項目
食費は“回数を減らす”ことで節約!
まず金額だけを見てみると、食費の支出が7.2万円とかなり大きいことに気がつきますよね。
計算式は自炊5万円+夫昼食1.2万円(600円×20日)+外食1万円(5,000円×2回)で想定しています。
しかし支出割合で見てみると、食費は13%(理想値は14%)ですから、実は理想の範囲内に収まっています。
なので収入(仮説ですが)から考えるとこのままでもいいのですが…
ただ、夫婦二人だけで7万円を超える食費って、いくらなんでも物理的に多すぎですよね。まずはこれを減らすことから始めましょう。
飲食費で苦しまずに節約するためには、“回数を減らす”節約術が有効です。
たとえば、外食の回数を半分に減らす。お買い物に行く回数を減らす。お酒や嗜好品の量を減らす…などがよい例です。
ご相談者の場合は、夫婦の自炊分だけで5万円を使っているので、おそらく比較的お高めの食材を買っているのだと思います。
その場合は、週に3日はいままで通りにするけど、他の4日は安い食材で美味しく作る工夫をする…高い食材を安い食材で代替えする…
などで“贅沢を減らす”節約してみてはいかがでしょうか?
すべてやめてしまうと辛いですが、減らす節約術であれば我慢できると思いますよ。
保険料の見直しで楽ちん節約!
相談者の家計のなかでもっとも適正値から超過しているのは保険料です。
夫の生命保険、妻の医療保険と養老保険、子どもの学資保険…と月に5.5万円も支払いをしています。
もちろん貯蓄型の保険で資産運用をかねている場合はかならずしも悪ではないのですが、いちど過剰な保障になっていないかをチェックしてみることをお勧めします。
すでに加入してしまっているので今さら解約するのは止めたほうがいいですが、この家計でしっかり貯蓄ができているのであれば、学資保険は必要なかったかな…と個人的には思います。
典型的なメタボ家計を改善しよう!
ひとつひとつは大きな支出ではないのですが、お小遣いや習い事費、美容費なども高いと思います。
書いていないので分かりませんが、この分だと趣味娯楽費や被服費、日用雑貨などの支出も多くなってしまっているのでしょう。
相談者の家計で特徴的なのは、あらゆる支出がおしなべて支出過剰となっている、いわゆる「メタボ家計」である点です。
メタボ家計は比較的高収入の家庭のなかで発生しやすいといわれている症状で、贅沢に慣れてしまい“生活水準”を下げられないことからダラダラと支出過剰になってしまいます。
もし、これで夫が貯金をしていなかったとしたら…怖すぎて考えたくありませんね。
メタボ家計を改善させるためには、支出項目ごとに予算をしっかりと決め、それを死守するように生活するしかありません。
生活水準をちょっとずつ下げる作業ですので慣れるまでは辛いですが、逆にこれくらいの痛みを伴わないと家計は改善しません。
慣れればどうってことないので、しばらく頑張りましょう。
もし、どうしても楽に節約をしたいのであれば…習い事を辞めるのと、スマホを格安SIMにすることですね。
それだけでも来月から1.5万円は節約できるはずです。
子ども費は親の自己満足だ!
最後に…。
相談者の方は“子どものための費用”を捻出したいとおっしゃっていますが、個人的には現状の3万円でも十分すぎるお金をかけていると思います。
出産前にあらかたベビー用品を買い揃えているのに、なにをこれ以上お金をかけることがあるのか?と疑問に思いますね。
結局、まだ0歳の子どもに可愛い服を着せるなんて完全なる自己満足、エゴでしかないわけです。
本当に子どものことを考えてあげるなら…1円でも多く節約して、すべて子ども名義で定期預金にでもまわすべき。
そのほうがよっぽど現実的に子どものためになりますからね。
[文:Sancho]
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