HOME > ゼロから学ぶ貯蓄&資産運用 > 老後破綻!? あなたを襲う老後貧困。その理由と解決策とは…?
老後に生活が破綻してしまうひとが増えているって話…みなさんご存知でしたか?
じつは日本の“高齢者の貧困率”は世界的にみてもとても高くなっており、老後になってから貧困生活にあえぐひとが増えているそうなのです。
さらには、わたしたちが高齢者になるころには状況はもっと悪化し、「老後の貧困」が爆発的に増えるだろうという予測もあります。
そこで今回は、「私たちはなぜ老後貧困になってしまうのか?」「老後貧困にならないためにはどうすれば良いか?」を解説させていただきます!
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目次
ひとり暮らしの高齢者、半分が貧困!?
内閣府の調査によると、日本の65歳以上の単身世帯の貧困率はなんと48%にものぼるそうです。
これはつまり、ひとり暮らしの高齢者の半分が、お金がなく生活がままならない暮らしを送っているということ。
また、生活保護を受けている高齢者もとても多くなっています。おなじく内閣府の調査によると、65歳以上の高齢者において現在78万人が生活保護を受給しており、これは年々増加の一途をたどっていることがわかります。
現時点でこの状況ですから、昔にくらべて実質賃金(物価に対する給料の価値)が低く、未婚率も高くなっている現在30代~40代の世代は、いまよりももっと厳しい状況になっていることが想像できるでしょう。
一説には、わたしたちが老後を迎えるころには、90%以上の高齢者が生活保護をうけたり貧困にあえいでいる…と主張する専門家までいます。
ではなぜ、わたしたちは「老後貧困」になってしまうのでしょうか?
わたしたちはなぜ老後貧困になるのか?
ちょっと前までの日本であれば、結婚や出産が早かったため、子どもが自立したあとでも定年までの時間的猶予がじゅうぶんにあり、老後にむけた貯蓄をおこなうことができていました。
また、以前は年功序列で年を重ねるごとにお給料が増える会社が多かったため、老後の生活資金をつくるのが比較的たやすかったのです。
退職手当をもらえる方も多く、住宅ローンも定年時には完済できており、老後資金を減らすことはありませんでした。
しかし、これからの日本はどうでしょうか?
老後貧困になる4つの理由
老後資金が用意しやすかったいままでの日本にくらべ、わたしたちの世代は老後資金を残しにくい世代になっています。その理由のいくつかをあげてみましょう。
1.晩婚化や出産がおそい!
結婚や出産の時期が昔とくらべておそくなっていることに関してはみなさん周知の事実かと思います。しかし遅くなるとなにがいけないのでしょうか?
子どもが生まれる時期が遅くなると、子どもが大学を卒業して自立する時期がおくれます。50代後半になってから子どもの教育費がピークをむかえるという方も多いことでしょう。
すると、ハッと気がついたときには教育費の支出で貯蓄は大幅に減少しており、さらには定年までにあまり時間がなく新たに貯蓄をつくるのが難しい…という事態になってしまうのです。
2.教育費の増加と借金!
文部科学省の調査によると、大学の授業料を2012年と1982年(30年前)で比較すると、驚くことに2倍〜2.5倍にまで上昇していることがわります。
また、昔とくらべて私立に通わせたり、習いごとや学習塾などにお金をかける家庭が多くなっています。
つまり、昔にくらべて教育費の負担がとてつもなく増大しているということですよね。支出が増えるので、当然ながら貯蓄を大きく減らしてしまいます。
貯蓄がない人はやむなく、教育ローンや奨学金などの借金をすることになります。住宅ローンにくわえて教育ローンの返済もするわけですから、老後資金は貯まっていきませんよね。
3.定年後も住宅ローンが残る!
じゅうぶんな頭金を用意できないまま住宅の購入に踏みきったり、晩婚化などで住宅購入のタイミングが遅くなるなどの理由で、定年退職までに住宅ローンを完済できない方が増えています。
定年退職後にローンが残ったままだと、無収入のなかで貯蓄や退職金を切りくずして返済を続けることになりますので、老後資金におおきく影響してしまいます。
4.そもそも貯蓄ができていない!
家計貯蓄率という言葉をご存じですか?家計貯蓄率とは、あなたが自由に使える可処分所得に対する貯蓄の割合のことです。
これがプラスになるほど貯金ができていて、マイナスになるとお金を使いすぎの赤字家計となります。
日本の家計貯蓄率は、1970年代には+20%以上ありましたが、1990年代には+5~15%となり、2000年代には+0〜3%まで下がってしまっています。これは主要先進国のなかでも最低ランクです。
つまり、日本人はなんとなくお金持ちのイメージがありますが、実は(とくに若い世代は)ぜんぜん貯金ができていないんですよね…。
まとめ|老後貧困にならないために!
いかがでしたか?
最後に「老後貧困」の対策をご紹介したいと思いますが…答えはとっても簡単で、あなたの老後にいくら必要かを考え、計画的にお金を貯めるだけです。
前項であげた「晩婚化・出産の遅れ」「教育費の増加」「住宅ローンの未完済」「貯蓄できていない」…はすべて、無計画な人生設計・マネープランがまねいたものです。
独身時代にもっとお金を貯めてれば…。子どもが小さいころから教育費を貯めていれば…。公立を中心に通わせていれば…。定年退職と同時に住宅ローンを完済できるように調整していれば…。
これらはあらかじめ将来を見すえ計画的に貯蓄をしていれば、(もちろん計画通りにいかないものは多々あれど)ある程度は解決できる問題ばかりです。
その具体的な方法はこのサイトでも何度かご紹介しておりますので、くわしくは下記の記事などを参考にしてくださいね!
負け犬 老後ストーリー|人生の別れ道は?
バラ色 老後ストーリー|人生の別れ道は?
老後“勝ち組”を目指すなら、絶対にやっておくべき5つの事
※今回の参考資料※
高齢者の経済状況-内閣府
単身高齢者の増加で生活保護受給者が急増-第一生命保険
日本の家計貯蓄率-財務省
[文:Sancho]
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