年収920万円という誰もが羨む高収入を得ていたKさん。しかし貯蓄はまったく無く、それどころか800万円という巨額の借金を抱えてしまいました。
今回は、実際に毎月のKさんの家計簿がどうなっていたのかを見ていきましょう。
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年収920万円でも破産した、破滅の家計簿
Kさんの話から当時の家計簿を再現してみました。これを見ながら、どこに問題があったのか?どんな解決方法があったのか?を考えてみたいと思います。
夫(K);41歳、IT企業・本部長(元)
妻;38歳、専業主婦
長男;中学1年生
長女;小学4年生
年収;920万円(額面)
手取り;722万円/年、60万円/月
項目 | 金額 | 割合 |
---|---|---|
月収 手取り | 60.0万円 | 100% |
住宅ローン | 17.2万円 | 28.7% |
駐車場 | 3.0万円 | 5.0% |
車ローン | 2.4万円 | 4.0% |
ガソリン・修理 | 1.0万円 | 1.7% |
食費 | 7.8万円 | 13.0% |
水道光熱費 | 1.8万円 | 3.0% |
通信費 | 2.3万円 | 3.8% |
夫 保険 | 0.8万円 | 1.3% |
妻 保険 | 1.2万円 | 2.0% |
学資保険 2人分 | 2.4万円 | 4.0% |
夫 小遣い 昼食・交際費 | 6.0万円 | 10.0% |
夫 趣味 投資?返済? | 4.5万円 | 7.5% |
妻 小遣い | 4.0万円 | 6.7% |
長男 教育費 | 3.8万円 | 6.3% |
長女 教育費 | 2.6万円 | 4.3% |
雑費・その他 | 1.5万円 | 2.5% |
貯金 | 0円 | 0.0% |
収支/月 | ▲2.3万円 | ー |
住居費
Kさん宅は手取りの約29%を住宅費が占めています。
しかし過去の記事(理想的な家計費内訳は?)にもある通り、適正な住宅費の比率は手取りの20〜25%と言われています。Kさん宅はこれに比べやや高い比率になっていますね。
高収入と言われている人ほど、ちょっと無理をしてワンクラス上のエリアに住んだり、住宅のグレードを上げてしまいがちですが、住居費は人生に使うお金の中でも1,2を争う大規模な支出となります。
生活に与える影響も大きいので、よくよく考えて住宅を選ぶようにしたいですね。
Kさん宅では住宅ローンの借り換えや繰り上げ返済などであと数パーセント減らすことができれば、理想の比率に近づけることができたはずです。
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車両費
車のローン、駐車場代、ガソリン代、修理代などの車に関する支出です。Kさん宅はローン返済も含めなんと月に64,000円、手取りの1割以上も車にお金を使っています。これは大きな負担ですね。更にこの他にも車検、修理や整備、重量税などが乗っかってくることになります。
ハッキリ言ってしまうと、車というのは食費や住居費と違い“生きていくのに必要な支出”ではありません。車がないと生活ができない!なんて言う地方ではない限り、家計が危ないな〜と感じたら時には車を手放すという決断も必要だと思います。
食費
Kさん宅の食費は約8万円、13%を占めています。食費の適正な比率は手取りの15%以下と言われていますので、13%はセーフですね。
ただし年収900万円オーバーの家庭で食費が13%というのはどう考えてもエンゲル係数(家計の所得に対する食費の比率。所得水準が向上するにしたがって係数は小さくなる傾向)が高すぎですよね。
個人的にはこの収入であれば10%以下を目安にすべきと思います。
お小遣い
適正なお小遣いの比率は手取りの10%以下と言われています。
Kさん宅のお小遣いは夫婦合わせて17%…いくら得意先との交際費が含まれてるとはいえ、さすがに17%は使い過ぎですよね。
教育費
子育てに対する考え方や価値観やスタイルにもよりますが、一般的に適正な教育費の比率は手取りの5〜10%だと言われています。
Kさん宅の場合は10.6%とほぼこの範囲に入っていると言って良いでしょう。
ただし、Kさん自身も前記事で言っているように、教育費は生活が苦しくなったからと言って、途中で「じゃあこれは削ろう!」というワケにはいきませんよね?
子供の教育費を安心して確保するためには、事前に十分な貯蓄を蓄えておく計画性と、普段からその他の支出を節約して余裕をもった家計を心掛けておく必要があるのです。
趣味・娯楽費
適正な趣味・娯楽費の比率は手取りの2〜3%です。ところがKさんは7.5%、理想の3〜4倍も使っています。
しかもKさんは“相場”の趣味で下手をうって800万円もの借金を作っています。どう考えてもこれがKさんの破滅の大きな要因の一つですね。
相場・投資とはあくまでも最低限の貯蓄・生活費が担保された上で行うべき資産運用の手段の一つです。家計を圧迫することのないよう、余剰資金の範囲内で行うようにしましょう。
資産運用の基本については以前の記事(貯蓄1000万円への道)を参考にしてみて下さい。
続く次回(高収入ほど破滅する!金持ちと貧乏は紙一重?)では、高収入の家庭ほど陥ってしまう破滅への方程式と、自己破産後のKさんのその後をお話しさせていただきます。
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